三菱

三菱は戦前より自動車の生産を行っており、日本の自動車メーカーとして最古の歴史を持つ[3]。また、世界初の量産電気自動車の開発に成功したメーカーである[4]。

現在の三菱自動車工業は、三菱重工業クライスラーとの合弁事業としてスタートし、1993年までクライスラー資本提携していた。その後、2000年からドイツに本拠を置くダイムラー・クライスラー(現ダイムラー)と資本提携関係となったが、2005年に解消。クライスラーとの技術提携関係は2009年まで継続されていた[5]。

2003年にはトラックやバスなど大型車事業を分社化、2年後にはダイムラー傘下へ譲渡された。

 
古くからモータースポーツ事業に力を注ぎ、世界ラリー選手権 (WRC) やダカール・ラリーに参戦。前者は「ランサー」、後者では「パジェロ」により総合優勝をはじめとした好成績を多く残して、2009年ダカールシリーズまで「レーシングランサー」で活動を続けていた。

サッカーJリーグ浦和レッドダイヤモンズの親会社でもあった。日産自動車との資本提携に伴い、新たに三菱重工業が共同で浦和レッズに出資することとなり、三菱自動車の出資比率は大きく引き下げられた(沿革の項を参照)。

2016年の販売台数は92万6000台で、内訳は北米13万8000台、欧州17万9000台、日本8万0000台、アジア31万5000台、その他21万4000台[6]。なお、ロシアではプジョーシトロエンとの合弁工場で販売拡大を狙っているカルーガ州に2011年操業開始[7]。

三菱金曜会[8]及び三菱広報委員会[9]の会員企業である[8][10]。

2016年10月20日日産自動車三菱自動車の株式を34%保有する筆頭株主となった。同年12月14日、臨時株主総会日産自動車会長兼社長カルロス・ゴーンの会長就任が正式に承認された(CEOは益子修社長が継続)。

2018年11月26日に開かれた臨時取締役会で、金融商品取引法違反容疑で同月19日に逮捕されたゴーンの代表取締役会長職の解任を決議した[11]。

Wikipedia参照